大好きなもの

先日,部活を引退し,急に休日何もすることがなくなってしまい,ふと思い立ってブログを書き始めてみました.山桜です.

 

先日の公式戦最終試合で負けた瞬間,もう少し,もう少しだけでいいからこのチームで野球がしたかった,そう思うと,最後の整列に一人で立つことができないほど涙が止まりませんでした.あの日からもう2週間.あっという間の日々でした.

 

思うような結果が残せない試合のほうが多かったけれど,結果が出た日も出なかった日も,次の日には必ずバットを振っていました.大学入学と共に購入したバッティンググローブは今ではもうボロボロ.そんなバッティンググローブと右手に常にできていた血豆が努力の証でした.

 

野球の道具を見たらまたあのチームでもっと野球がしたかった,この感情が再燃し,涙が止まらなくなりそうで,負けて引退してからもう2週間経つけれど,いまだに車の中から野球の道具を取り出せずにいます.

 

野球から少し離れて2週間,右手にできていた血豆もなくなり始めて改めて思います.選手としてプレーをしていた時は考えたことがなかったけど,僕は野球が本当に大好きだったんだなって.失ってから気づいた大好きなもの.それが野球でした.しんどいこと,つらいこと,やめたくなること,それを乗り越える原動力は,今週末野球ができる.そう思うことがそういったものを乗り越える原動力になっていました.そして,野球が心の拠り所でした.

 

大好きな野球が僕に教えてくれたこと.それは,継続すること,感謝の気持ちを持ち続けることの大切さです.どれだけ打てない日々が続いても必死になって努力を継続していたら自ずと結果がついてきました.ユニフォームを自分で選択するようになり,栄養を考えて料理をするようになり,両親,友人,家族に本当にたくさん支えられて野球ができていたんだ.今まで以上に,支えてくださった方への感謝の気持ちを持ち続けないとなと思いました.

 

大好きなものが教えてくれたことは,これからの人生できっと役に立つと思います.このブログを読んでくださっている方も,自分の大好きなものについて考えてみてはいかがでしょうか.

 

では,また,いつか.

 

山桜